ガンダムシリーズの舞台の一つである宇宙世紀(U.C.)に関する研究を行ってその結果を当ブログの記事としてきましたが、前回より宇宙世紀を研究する上で欠かすことが出来ないあのテーマ、RMS-154 バーザムとRX-178 ガンダムMk-Ⅱについて記事にしています。
2回目の今日はその本論に入りたいと思います。
バーザムがMk-Ⅱと似ても似つかない姿になったのか、その理由を探っていくと、話は一年戦争まで遡ることになります。
一年戦争に敗れたジオンは莫大な賠償金を捻出するため、ジオン公国軍のMS開発を担っていた軍需企業の代表格であるジオニック社の株式売却を試み、地球連邦政府と月を拠点とする巨大複合企業のアナハイム・エレクトロニクス社が買収に乗り出し、地球連邦とアナハイムに分配されたことが「ジョニ帰」で言及されています(「ジョニ帰」の作中では連邦とアナハイムが競り合った結果、株価は高騰。それぞれが出せるだけの資金を捻出した結果、ジオン共和国はジオニックの売却で得た資金で賠償金の捻出はもちろん地球圏で戦後最も早く復興したとされています)。
同じくジオンの軍需企業であるツィマッド社や地球連邦軍の軍需企業数社の買収も行っていたアナハイムは本格的にMS開発、すなわち連邦軍の次期主力MSの開発へ参入する訳ですが、これを面白くないと思ったのが連邦軍の軍需企業であったと思います。
アナハイムはガンダム開発計画を以って連邦軍の次期主力機の開発の足掛かりにしようと、4機の試作機を開発し、デラーズ紛争に実戦投入します。
しかし、デラーズ紛争終結時にガンダム開発計画自体がそもそもなかったことにされてしまいます。
ここらへんが「0083」で描かれる訳ですが、連邦軍の次期主力MS、RMS-106 ハイザックの開発は連邦軍とアナハイムの共同開発ということに落ち着きます。
私が嫌う「AOZ」では、連邦軍主導でハイザックの開発が進み、途中からアナハイムが参入したとされますが、もっともこのハイザックもアナハイムの思惑通りにはならなかったと思います。
具体的にはアナハイムは自社で固めようとするも連邦の横槍が入り、連邦の軍需企業であるタキム社のメインジェネレーターが採用されます。
その結果、ハイザックはビーム・ライフルとビーム・サーベルを併用することが出来ないMSとして完成する訳ですが、同時にハイザックの生産はハイザックの開発を行った連邦軍の基地とアナハイムの工場もある月面のグラナダではなく、ルナツーやグリプスで行われたとされています。
グラナダの立ち位置やアナハイムと連邦軍の棲み分けが良く分かっていませんが、後にネオ・ジオンのMSや戦艦も開発・生産を行ったグラナダは連邦軍の基地もアナハイムの手中にあったかと想像します。
「Z」の劇中でもグラナダはアナハイムがスポンサーを務めるエゥーゴの支配下にあることが描かれていますし、アナハイムがティターンズに譲渡したRMS-108 マラサイはエゥーゴの主力MS候補でありながらも本質はアナハイムが作りたかったハイザック、ビーム兵器が併用出来るMSであったと思われます。
すなわちアナハイムは自社で開発・生産まで行いたかったところ、おいしいところは連邦軍の軍需企業に持って行かれた格好になったと思われます。
同時に連邦もマラサイに関してはアナハイムに出し抜かれた格好となりますし、ジオン公国軍の主力MSであったMS-06 ザクの流れを汲むハイザックではなく、一年戦争における連邦軍の勝利の象徴ともなったRX-78-2 ガンダム及びRGM-79 ジムの後継機の開発に乗り出します。
それがガンダムMk-Ⅱな訳ですが、長くなったので次回に続きます。





